1食で必要な栄養素を補うことができる完全栄養食は非常に便利ですよね。
食事のたびに栄養バランスがとれた献立を考える必要がありませんし、食事の準備も必要ありません。
また最近では「完全栄養食を使ってダイエットに成功した!」「痩せました!」といった口コミを見た方も多いと思います。
中にはもしかしたら、完全栄養食だけで生活したらめちゃくちゃ楽じゃない?と考えている方も多いのではないのでしょうか?
実際に過去にハナタカで2年半完全栄養食だけで生活していた東大生がいました。
しかし結論から言いますと、完全栄養食だけで生活するのは個人的におすすめはしません。
そこで今回は、完全栄養食だけで1ヶ月間生活を実践してみました!
1ヶ月間を通して感じたメリット・デメリットと同時に、完全栄養食だけで生活してみたいと思っている方に伝えておきたいことをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
完全栄養食とは?どんな種類があるの?
まず完全栄養食とは、人が健康を維持するために必要な栄養素が含まれている食べ物のことです。
つまり、「これさえ食べておいたら、必要な栄養は全て補て健康的になれるよ!」と言った食べ物になります。
完全栄養食の種類には以下のようなものがあります。
完全栄養食の種類
- 食事タイプ:カレー・パン・パスタ・ラーメン
- ドリンクタイプ:粉末タイプ・ボトルタイプ
- おやつタイプ:クッキー・バー・グミ
上記のような種類を適度に組み合わせることで毎日でも飽きずに食べることができます。
また、それぞれのタイプにメリット・デメリットや、向き不向きがあります。
そのため、後に紹介する「完全栄養食の選び方のポイント【バランスが重要】」を参考にして、ご自身にあっている完全栄養食を見つけられるようにしましょう。
完全栄養食について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
おすすめの完全栄養食ブランド一覧
ここでは本サイトで紹介している完全栄養食の種類をご紹介します。
実際に自分が試してみた商品なので、評価に関しては信憑性があると思います。
これまでは、Huelなどのドリンクタイプが一般的でした。
しかし最近ではベースブレッドの様なパンタイプや、完全メシ カレーメシといったカレータイプなどの様々なものが販売されています。
完全栄養食のバリエーションが増えてきているので、今後多くの方が完全栄養食を利用できそうですね♪
完全食BESTでは、コスパの良い完全栄養食や総合的におすすめの完全栄養食を紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
完全栄養食だけで生活している人はいた
ここでは、実際に完全栄養食だけで生活している方をご紹介していきます。
彼らの生活やエピソードを知ることで、完全栄養食だけの生活のイメージを持つことができるでしょう。
【ハナタカで話題】2年半以上完全栄養食だけで生活している東大生→現在は3年以上継続
今まで試した完全食たち#BASEBREAD #BASENOODLE#オールインパスタ #soylent #huel ドリンク 粉#COMP ドリンク 粉 グミ
用途別:
忙しい&他にやりたいことあり食事を省略したい→COMP咀嚼したい&糖質制限→BASEFOOD系
持ち運びたい→Huel&soylent &BASEBREAD
興味で買った→オールインパスタ pic.twitter.com/eVebIAAo3f
— 笠原元輝@完全食の人 (@everydayCompMan) July 10, 2019
まず最初にご紹介したいのが、完全栄養食だけで生活している東大生です。(現在は社会人)
当時大学生だった彼は「くりーむしちゅーのハナタカ」のTVで取り上げられ「食事に効率化だけを求めている」ということで話題になりました。
当初はcompだけで生活していらしたみたいですが、現在では目的に合わせて様々な完全食を組み合わせている様です。
例えば、糖質を制限したい時などには比較的に低糖質なベースブレッドを使うなどして、自分の目的に合わされています。
完全栄養食だけで生活していて特に体調が悪くなってしまった経験や太ったなどのデメリットはないようです。
完全栄養食だけで生活する東大卒のエリート会社員
出典:https://times.abema.tv/articles/-/7008565
完全栄養食だけで生活している方の2人目は、東大を卒業してIT企業で働くエリートサラリーマン「笠原元輝さん」です。
2019年から1年間完全栄養食だけで生活しており、その間普通の食事を一切摂っていないようです。
基本的にHuelやCOMPだけで生活しているよう。
笠原元輝さんは、食事を効率化することで、完全食のデメリットをほとんど感じずたくさんのメリットを受けることができたと語っています。
- 食事よりももっと有益なことにお金を使える様になった
- 痩せた
- 自分のやりたいことに時間を使える様になった
- 顎が細くなった
- 腹持ちがいい
- 風邪もひかない
- 健康面でも異常はない
実際に完全栄養食だけで生活している方は意外とたくさんのメリットを受けている様ですね…
完全栄養食のメリット・デメリット
ここでは完全栄養食のメリット・デメリットについて簡単にご紹介していきます。
メリット
- 食事の時間を節約できる
- 簡単に栄養バランスを整えることができる
- 食費の節約になる
- 買い物・食事の準備がいらない
- 持ち運びに最適
デメリット
- あごの力が衰える
- 食事する感覚がない・食事の楽しみが消える
- 手軽に買えない(買えたとしても少々高い)
- ドリンクタイプは持ち運びに不便
- 自炊するより少し高い
- 足りない栄養素がある【特にカロリー】
個人的に最も大きなメリットは「食事の時間を節約できた」ことでした。
栄養バランスのとれた食事をしようと思うと、どうしてもバランスが偏った食事になってしまいます。
完全栄養食の多くは、調理や買い物、献立を考える必要がないので食事にかける時間を節約できます。
その分自分の好きなことに時間を使えるのはとても嬉しいですよね。
また、1食当たり200〜300円程度の完全栄養食があるので外食が多くなりがちな方にとっては食費の節約に繋がります。
さらに完全栄養食でダイエットを行うことで、健康的に痩せることができました。
食事を制限してダイエットしていると栄養がどうしても不足してしまいがちですが、その心配もありません。
実際にベースブレッドで置き換えダイエットをしたときは短期間で1週間で-2kgくらい痩せることができました。
しかしデメリットとしては、特にドリンクタイプの完全栄養食は咀嚼がなくなるので顎の力が衰えてしまい、顔が大きく見えてしまう原因になります…
また、毎日同じ完全栄養食を食べていると食事に対する楽しみがなくなってしまうことも問題だと思います…
完全栄養食は多くても1日に1食くらいにして、忙しくてまともに食事ができない時に取り入れる様にしましょう。
完全栄養食のメリット・デメリットについては以下の記事で詳しく紹介しています。
完全栄養食だけの生活を1ヶ月送ってみた
完全栄養食だけ生活した時に起こる体の変化を調べるために、1ヶ月完全栄養食だけの生活を送ってみました。
ここでは、1ヶ月の間にどんな完全栄養食を食べたのか?完全栄養食の選び方のポイントなどについてご紹介していきます。
1日に食べる完全栄養食メニュー
完全栄養食だけで生活した時の1日の食事は大体以下の通りでした。
ベースブレッドだけ
朝食
白湯かコーヒー
昼食
ベースブレッド2個(たまに3個)
夕食
ベースブレッド2個
Huelだけ
朝食
白湯かコーヒー
昼食
Huel Powder
夕食
Huel Black Edition
ベースブレッド+Huel
朝食
白湯かコーヒー
昼食
ベースブレッド2個(たまに3個)
夕食
Huel Powder
1日に食べるメニューもバランスを考えて決めていたので、続いては完全栄養食を選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。
完全栄養食の選び方のポイント【バランスが重要】
ここでは完全栄養食を選ぶ際のポイントをご紹介していきます。
- 食事タイプとドリンクタイプを交互に食べる
- 同じ味・商品ばかりを食べない
- 噛むことに意識する
まず完全栄養食は少なくても2種類以上の商品を購入することがおすすめです。
理由は毎日同じものばかり食べてしまうと栄養バランスが偏ってしまうからです。
またドリンクタイプのものしか飲んでいないと顎の力が衰えてしまう原因になってしまいます。
どれだけ時間がなくても、1日のうち1食は食事タイプの完全栄養食を食べる様にしましょう。
さらに僕はドリンクタイプの完全栄養食でも噛むことを意識して飲むようにしていました。
噛むことで少しだけ食事している気分になれますし、満足感も高くなります。
特にHuelはドロッとした食感が特徴的なので噛みながら飲むことにそこまで抵抗感がないと思います。
【実践!】1ヶ月完全栄養食生活!体の変化・ダイエット効果は?
ここでは、実際に1ヶ月間完全栄養食生活を送ってみた時の体の変化についてご紹介していきます。
完全栄養食でダイエットをしたいと思っている方は一番ここが気になっているでしょう。
ちなみに、完全栄養食生活を始める前の体重などの情報は以下の通りです。
- 身長:168cm
- 体重:55kg
- ウエスト:67cm
自分は結構細身なので、完全栄養食だけで生活したらどんな変化があるのか楽しみです。
完全食だけ生活1週間目|体重が結構減った
- 身長:168cm
- 体重:55kg
- ウエスト:67cm
1週間がすぎた頃には結構痩せましたね。
ベースブレッドで置き換えダイエットした時も、1週間目には結構体重が落ちていたので、同じ傾向が見られました。
また、今回はドリンクタイプのものも使っているのでお腹がすっきりしてこれまであったお腹が重たい感じがありませんでした。
完全食だけ生活2週間目|あんまり減ってない(体調は良い)
- 身長:168cm
- 体重:53kg(-2kg)
- ウエスト:67cm(-0cm)
2週間目になると、あまり体重の変化がありませんでした。
これまで栄養バランスが乱れていて、解消できたので最初は体重が減るのは早かったようですね。
ダイエット・痩せる目的の方は、1週間くらいを目安に完全食だけ生活を取り入れるのが良いですね♪
ハナタカで紹介されていた笠原さんも感じていたように、体調結構良くなりました。
これまで体に溜まっていた悪いものが全部出て、体が軽くなった気分です。
またお腹周りに関しては、若干引き締まった感じがします。
タンパク質を多く含んでいる完全栄養食が多いので、筋肉量の維持に役立ちました。
完全食だけ生活3週間目|他の食べ物を食べたいとは思わなかった
- 身長:168cm
- 体重:52.8kg(-0.2kg)
- ウエスト:65cm(-2cm)
ベースブレッドだけで生活した時と比較して、3週間たっても他の食べ物が猛烈に食べたいとは思いませんでした。
完全栄養食には結構種類があるので、意外と充実した生活を送ることができました。
この時は結構ダイエット向きなものを食べてなかったので、体重の変化はあまりありませんでした。
いろんな完全栄養食を組み合わせることで、結構耐えることができました。
また完全食だけで生活して3週間目ではウエストが結構細くなりました。
排便がたくさんでで、デトックスできたのかお腹がすっきりした印象です。
ここまでは完全食のデメリットというよりもメリットの方が多かった気がしました。
完全食だけ生活4週間目|好きな食べ物が食べたくなった
- 身長:168cm
- 体重:50.9kg(-1.9kg)
- ウエスト:64.4cm(-0.6cm)
4週間目は、結構ダイエット向きの完全栄養食を食べる様にしましたが、そうすると結構他の食品が食べたくなってしまいました…
どうしてもドリンクタイプのものが多かったので、固形物が食べたくなりました。
やはりダイエット向きのものを食べることで、体重の減りは早かったですね…
最終日を過ぎて、体重が一気に落ちたのはすごいと思いました。
また、ここにきて結構完全食のデメリットを感じるようになりました。
特に感じたのが、「代謝の低下」ですね。
完全栄養食の中には、ダイエット向きにカロリーが少ないものがあります。
そのためどうしてもカロリー不足になって代謝が落ちた感じがしました…
完全食ブランドも「完全栄養食だけで生活」を推奨していない
完全栄養食を販売しているどのブランドも1日の3食全てを完全栄養食で置き換えることを推奨しているわけではありません。
1日どのくらい摂取すればいいですか?
1日あたりに必要なエネルギーに基づいて、摂取量を調整頂くことをお勧めいたします。
ご自身にあった無理のないペースで、朝食、昼食、間食などの置き換えとしてご活用ください。
他の食事とのバランスを見ながら、基本的には1日あたり1~2回程度を目安にご利用頂ければ幸いです。
また、食事の全てを置き換えるわけではなく、各種COMPシリーズとの併用や、食事との併用をお勧めいたします。出典:COMP公式
1日3食BASE FOOD®︎を食べないといけないですか?
安心してお召しあがりいただける主食なので、毎食食べていただいても大丈夫ですが、1日3食食べないといけないということはございません。
目安として、月20食ほど、小学校の給食と同じくらいの頻度で取り入れることをおすすめしています。子どもの頃と同じように、栄養バランスのよい食事を1日に1食とることで、栄養のベースをつくり、コンディションを改善していけると考えています。
月に20食が難しい方は、ご自身の取り入れやすい頻度でご活用ください。週に数食でも、栄養のベースを整えることができます。
出典:BASEFOOD公式
どのような頻度で食べればいいですか?
通常の食生活を改善する目的で週に1-3食(月に4-12食)を目安に取り入れていただけたらと思います。1日3食食べないといけない、ということはありません。特定の食品だけを食べ続けるよりも、様々な食品を取り入れながらバランスのよい食事を継続していただくことが一番の健康法ですので、MISOVATIONをきっかけに食生活全般を見直していただくことをオススメしております。
出典:MISOVATION
各ブランドが言っている様に、1日の1食を完全栄養食に置き換えるくらいがおすすめですね。
完全栄養食だけで生活するならコスパは重要
「完全栄養食だけで生活した時にどれくらいの費用かかるの?」
「食費の節約になるの?」
ここでは完全栄養食だけで生活した場合、かかった食費についてご紹介していきたいと思います。
1ヶ月にかかった食費は?
1ヶ月にかかった食費は以下の通りです。
食べた完全栄養食 |
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食費 | 18,330円 |
平均的な一人暮らしよりも結構節約になったのではないのでしょうか。
僕は朝ご飯を食べないので、朝ご飯を食べた場合(ベースブレッド)で計算してみました。
食べた完全栄養食 |
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食費(朝食も食べた時) | 23,080円 |
ちなみに、外食派と自炊派の食費の平均は以下の通りです。
外食派の食費
男性 | 約74,400円 |
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女性 | 約68,100円 |
平均 | 約71,250円 |
自炊派の食費
男性 | 約29,771円 |
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女性 | 約26,352円 |
平均 | 約28,061円 |
出典:https://ieagent.jp/blog/hitorigurashi/shokuhi-15455
これでも平均と比較して随分と安く済んでいることがわかります。
しかし自炊している人からすると少々値段はお高めになってしまいますね…
完全栄養食だけで生活した場合、食費を抑えられるのは自炊する習慣がない人くらいだと思います。
コスパ最強のおすすめ完全栄養食
実際に完全栄養食だけで生活した場合は、結構食費がかかってしまうことをご紹介しました。
しかし「できるだけ食費は抑えたい!」なんて方も多いのではないのでしょうか?
そこでここでは、コスパ最強の完全栄養食をご紹介します!
完全栄養食のコスパについて比較した記事があるので、ぜひ参考にしてください。
【結論!】完全栄養食は1食の置き換えがちょうどいい!
ここまでで僕の実体験をもとに完全栄養食だけで生活した場合のメリット・デメリットをご紹介してきました。
その上で強調したいのは「完全栄養食は1食に置き換えるくらいがちょうどいい」
ということです。
完全栄養食にはたしかに時間の節約になるなどのメリットがありますが、食事の楽しみを感じられないといったデメリットもあります。
自分の食生活で
- 「栄養バランスが崩れているな…」
- 「食事の準備の時間がないからコンビニ食品が多くなりがちだな…」
この様に感じている方は、完全栄養食を取り入れて、栄養バランスを整えるきっかけを作ってもらうのがいいと思いました。
この記事が完全栄養食だけで生活したらどうなるの?と思っている方の参考になればさいわいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。