コロナの影響もあり、健康意識が高まっている中1食に必要な栄養素を1つの食品で摂取することができる「完全栄養食」が注目を集めています。
みなさんの中には
- 完全栄養食って美味しいの?
- 完全栄養食って、体に悪そう…
- 完全栄養食だけで生活できるの?
- 完全栄養食のメリット・デメリットって?
などなど、完全栄養食についてたくさんの疑問を持っている方も多いのではないのでしょうか?
そこで今回は完全栄養食についてや、メリットデメリットについて詳しく解説していきます!
主要な完全栄養食ブレンドやみなさんが日頃の生活で簡単に取り入れられる様な完全栄養食と言われている食材もご紹介していくのでぜひ参考にしてください!
完全栄養食とは?身近な食材でもあるの?
完全栄養食とは簡単に言うと「人が健康的な生活を送るために必要な栄養素が含まれている食品」のことです。
この必要な栄養素とは厚生労働省がまとめた「食事摂取基準」に基づいています。
完全栄養食の定義は完全栄養食メーカーによってさまざまです。
現代においては、一般的に、公的機関が策定した食事摂取基準に基づき、1食に必要な栄養素がすべて必要量以上含まれる食品が、完全栄養食と呼ばれています。
出典:ベースフード公式サイト
日清食品が考える完全栄養食とは、見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質、たんぱく質などが、コントロールされ、日本人の食事摂取基準で設定された必要な33種類の栄養素をバランスよく全て摂取できる食事です
出典:日清食品公式サイト
一般的には、厚生労働省の定める「日本人の食事摂取基準」に基づき、1食分で1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる食品を完全栄養食(あるいは完全食)と呼びます。
完全栄養食は私たちの生活に必要とされている栄養素を網羅的に摂取できることから、食事のうちの1食を完全栄養食に置き換える、というような活用もでき、いちいち基準と照らし合わせて栄養素の計算をするといった手間をかけずに理想的なバランスの食事ができることが特徴です。
どれも言い方は異なっていますが、「人間が生活する上で必要な栄養素を十分に含んでいる食品」と解釈できそうですね。
ちなみに、日頃食べられているような食品で非常に栄養価が高い食材で「準完全食」と言われている食材があります。
準完全食の種類
- 卵
- 納豆
- 玄米
- ブロッコリー
- りんご
- ヨーグルト
- トマト
- キヌア
上記の食品は非常に栄養が優れていますので、積極的にとっていただきたい食品になります。
完全栄養食の種類は?
少し前までは完全栄養食にはドリンクタイプのものしかありませんでしたが、最近ではさまざまな種類のものが販売される様になってきました。
特徴 | 商品 | |
---|---|---|
食事タイプ | 固形で、普通の食事のように食べられるもの |
|
ドリンクタイプ | 粉末状のものを水に溶かして飲むタイプ |
|
お菓子タイプ | 手軽に間食として最適なもの |
|
さまざまな種類が販売される様になってきたので、ご自身のライフスタイルに合わせて完全栄養食を選ぶことができる様になったのは嬉しいですね!
完全栄養食一覧
ここでは、当サイトで紹介している完全栄養食の一覧をご紹介します。
完全栄養食のメリット
それではここから、完全栄養食を利用してかんじたメリットをご紹介します。
簡単に栄養を補給できる
完全栄養食は1つで1食分の栄養を補給することができます。
その上食事を準備する必要がないので、面倒な手間がかかりません。
忙しい方にとって食事を準備するのってとても面倒ですよね。
中には簡単にコンビニやスーパーでの惣菜だけで済ませてしまうなんて方も多いのではないのでしょうか?
また栄養バランスが整った食事を準備するのも一苦労…
完全栄養食なら簡単に栄養バランスを整えることができるので、食事についてあれこれ考える必要もありません。
自分がしたいことに時間が使える様になりますよ。
食費の節約になる
完全栄養食の多くは非常にコスパに優れており、1食あたり200〜300円近くですみます。
そのため外食が多い方などにとっては食費の節約になります。
外食が多い方は生活費の多くは食費に使ってしまっているものです。
例えば、ランチに定食屋に行ってしまうと都内なら600〜700円くらいになってしまいます。
Camcamさんの調査によると、会社員のランチの平均は「約575円」だったそうです。
1日の1食を完全栄養食に置き換えることで、これまでかかっていた食費を大幅に節約ができるかもしれません!
食費を節約して、自分の趣味など本当にお金を使いたかったものにお金を使える様になりますよ。
買い物・食事の準備がいらない
完全栄養食は既に調理済みなので、買い物や食事の準備が必要ありません。
例えばベースブレッドは袋から出して食べるだけなので、調理や食事の後片付けも必要ありません。
また公式サイトで定期購入すれば、わざわざ買い物に行く必要もなくなります。
ドリンクタイプの完全栄養食も水にとかして飲むだけなので、数秒で準備できます。
買い物に行き、買うものを決めて、食事の前には調理をし、食後の後片付けといった面倒な手間がなくなるのは大きなメリットだと思います。
持ち運びに最適
ベースブレッドなどの完全栄養食は1つ1つが梱包されているので、非常に持ち運びに便利です。
そのため、弁当がわりに会社に持っていくこともできます。
食費の節約のために、お弁当を作っている方にとってはとてもありがたいですよね。
ドリンクタイプのものでも、シェイカーと粉末を持っていけばあとは水を入れるだけで飲むことができるので非常に便利です。
Huelには「Ready to drink」というボトルタイプのものがあり、水に溶かす必要がない商品もあります。
少々お値段が高くなりますが、「飲んだ後の後片付けも面倒…」と感じる方はReady-to-drinkがおすすめです。
完全栄養食のデメリット
万能な完全栄養食ですが、当然デメリットもあります。
ここでは、3年間完全栄養食を愛用してきた自分が感じたデメリットについてご紹介していきます。
あごの力が衰える
特にドリンクタイプのもので感じたのですが、咀嚼がなくなってあごの力が衰えた気がします。
それを実感したのが、顔の大きさでした。
少し前の自分の写真を見比べた時に、二重アゴになっていて、少し大きくなった気がしました。
よく小さい頃に「よく噛んで食べなさい!」と叱られた方も多いかもしれませんが、咀嚼にはたくさんのメリットがあります。
咀嚼のメリット
- 認知症を予防できる
- 顔の筋肉が鍛えられ、スッキリする
- 満腹感を感じやすくなる
- 食べ物の消化がよくなる
- 唾液の分泌を促し、虫歯や口臭の予防につながる
歯応えのある食べ物を食べるようにする
日頃から、他の2食では歯応えのある食品を食べるように心がけるようにすることであごの筋肉が衰えるのを防ぐことができます。
具体的には以下のようなものがあげられます。
歯応えのある食べ物例
- 肉
- タコ
- こんにゃく
- ごぼう
- ナッツ類
- スルメ
- 煎り大豆
食事する感覚がない・食事の楽しみが消える
完全栄養食を食べていると、食事をしている感覚がなくなってきます。
さらに、その手軽さから、食事にほとんど時間を使わないので、コミュニケーションもほとんどなくなってしまいます。
ところで、皆さんは、食事の機能をご存知でしょうか?
第一次機能:ヒトの健康の維持に必要な食品の栄養素を摂取する機能
第二次機能:味・匂い・見た目・歯ごたえといった、ヒトの感覚に対する機能
第三次機能:血圧やホルモンといった、体のいろいろな機能を調節する機能
参考:食品の生理機能と栄養
さらに、一般的な3つの機能に加えて、最近では「第四次機能」の重要性も注目されてきています。
- 第四次機能:人と会話を楽しむ機能
つまり、食事には「人が健康的な生活を送り、食事自体を楽しんで、周りとの交流を楽しむ役割」があると捉えることができます。
完全栄養食では「第一次機能」しか満たすことができてないので、注意してください。
多くても置き換えは「1日1食」まで
3食とも完全栄養食に置き換えることは絶対にしないでください。
栄養は普通の食事から摂取するのが基本です。
あくまで、完全栄養食は時間がない時の栄養補給やダイエットのために利用して、できるだけまともな食事をすることを心がけましょう!
手軽に買えない(買えたとしても少々高い)
完全栄養食の多くは通販サイトでしか購入できないので、手軽に購入できるとはいえません。
また、アマゾンのネット通販でも購入できるものがありますが、公式サイトでしか購入できないものもあります。
ベースブレッドなら、関東圏内のファミリーマートなどで買うことができますが、通販で購入するよりも少々割高になってしまいます。
通販で買いだめしておく(おすすめは公式サイトから!)
毎回、コンビニで購入するのではなく、通販サイトであらかじめ買いだめしておくことで、買い物に行く手間も省けますし、コストを抑えることができます。
また、購入するのは公式サイトからがおすすめです。
公式サイトでは、Amazonや楽天などの他の通販サイトにはないメリットがあります。
その他リスト
- 定期購入で10〜20%オフになる
- 定期的に割引キャンペーンを開催している
- お得なクーポンを発行している
- 定期購入で買い忘れがなくなる
このサイトでは完全栄養食の購入の仕方について解説している記事がありますので、ぜひ参考にしてください。
ドリンクタイプは持ち運びに不便
粉末を溶かして飲む、ドリンクタイプの完全栄養食は持ち運びには向いていないと思いました。
飲むのに容器と水が必要になりますし、飲み終わった後の洗い物をするのが困ります。
会社員の方などで周りの目が気になる方はあと片づけたが困りますね…
持ち運びしやすいタイプのものを利用する
持ち歩いて、完全栄養食を利用したい方は持ち運びができるタイプを選ぶようにしましょう。
ベースブレッドならパンタイプなので、カバンに入れて持ち運びができます。
洗い物の心配がなく、食べ終わったらゴミ箱に捨てるだけです。
他にも、ベースクッキーや、CENZ BARなどのお菓子タイプのものは、小腹が空いた時に最適です。
また、ドリンクタイプのものでも「Huel Ready to Drink」なら、ボトルタイプで、水に溶かす必要がなく、水筒のようにして持ち運ぶことができます。
見た目もちょっとおしゃれなタンブラーみたいなので、周りの目があまり気にならないでしょう。
自炊するより少し高い
自炊している方にとっては完全栄養食は少々割高になってしまいます。
自炊派の人の食費の平均が約28,061円なので、1食あたりだと大体200円〜300円ほどだとわかります。
男性 | 約29,771円 |
---|---|
女性 | 約26,352円 |
平均 | 約28,061円 |
出典:https://ieagent.jp/blog/hitorigurashi/shokuhi-15455
完全栄養食の1食あたりの相場が200〜500円なので、選ぶ商品によっては割高になってしまいます。
外食が多い方にとっては完全栄養食で食費を節約することができるでしょう。
足りない栄養素がある【特にカロリー】
いくら栄養バランスが整っている完全栄養食でも、栄養が偏ってしまうことがあります。
例えば、ベースブレッドのプレーン味の栄養素を栄養素等表示基準値(18才以上、基準熱量2,200kcal)に基づき、1日分の基準値の1/3を1食分とした場合と比較したグラフは以下の通りです。
※推定値
※栄養素等表示基準値(18才以上、基準熱量2,200kcal)に基づき、1日分の基準値の1/3を100とした場合
※BASE BREAD®︎ミニ食パン・プレーン1食2袋の場合
栄養素からカロリー・炭水化物・ナトリウムが足りてないことがわかります。
また、完全栄養食の中にはダイエット向きに作られているものがありますので、完全栄養食だけで生活してしまうとエネルギー不足になってしまいます。
ちゃんとした食事を心がける|食べすぎた次の日の置き換えとして最適!
栄養は基本的にちゃんとした食事から摂るようにしましょう!
その上で、忙しくて時間がない時に完全栄養食を使うのがおすすめです。
また前日食べすぎた時などに完全栄養食を利用することで、リセットできるかもしれませんよ。
適度に完全栄養食を生活に取り入れる様にしてください。
完全栄養食にはたくさんのメリットもあるけど、デメリットも理解しておかないといけない
ここまでで、完全栄養食の基本的なことから、メリット・デメリットについてご紹介してきました。
最後にもう一度完全栄養食のメリット・デメリットについてご紹介します。
完全栄養食のメリット
完全栄養食のデメリット
いくら役に立つ完全栄養食でもデメリットはあります。
1日に必要な栄養素を満遍なく摂取することはできますが、完全栄養食だけで生活することはできません。
完全栄養食をうまく生活に取り入れて充実した生活が送れるようにしましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。